• ホーム
  • ドクター紹介
  • 診療内容
  • クリニック紹介
  • 地図・診療時間
  • 口コミ・患者様の声
  • よくある質問

虫歯治療

虫歯は、歯が酸によって溶かされる病気です。溶かされた歯が自然に治る可能性は低く、放っておくとますます悪化して、歯の神経まで到達して、歯を失ってしまうこともあります。

「ミュータンス菌」が虫歯の原因

口の中にはたくさんの細菌が住んでいます。その中で、虫歯の原因となるのが「ミュータンス菌」です。

チョコレートやスナック菓子、和食にはたくさんの糖分が含まれていますが、ミュータンス菌は砂糖が口に入ってくると、活発に働いて、歯垢(プラーク)を作ります。

みなさんは、歯と歯の間や歯の根っこについている白くネバネバしたカスに気づいたことはありませんか?それが歯垢です。歯磨きをしっかりせずに、放置されると、歯垢がたまり、ミュータンス菌は歯垢の中でどんどん増殖して、歯を溶かす原因となる「酸」を生成します。

歯は酸に弱いため、歯の成分であるカルシウムやリンが溶け出して虫歯が形成されていきます。

虫歯は、このように「歯」、「細菌(歯垢)」「糖分」の3つの要素が関わりあって、一定の時間が経過すると虫歯が形成されるのです。

虫歯の進行を表す「C0、C1、C2、C3、C4」と治療

虫歯の進行は、C0~4で表され、進行度により治療が異なります。

C0は歯の表面のエナメル質が酸により少し溶かされた、ごく初期の虫歯です。この段階では歯を削らずに様子を見ます。しっかり歯磨きをしてすることで、歯の再石灰化が期待できるからです。

C1は初期の虫歯で、C0よりやや進行し、歯の溶解がさらにすすんだ状態です。削られた部分が灰白~黄褐色、あるいは黒褐色に変化します。痛みはないので、麻酔をせずに虫歯の部分を少し削って、レジン製の詰め物(白色のプラスチック)を入れる治療を行います。

C2は虫歯の中期で、歯の溶解が内部の象牙質に達した状態です。甘いものや冷たいものなどの刺激で痛むことがあります。C1よりも広く削り、詰め物を入れる必要があります。

C3は虫歯の後期で、神経まで虫歯が進行しています。虫歯の穴は大きく、激痛があります。この段階までくると、歯のほとんどが虫歯に侵食されているので、大きく削って虫歯をしっかり取り除いたあとに、歯のかぶせを製作する必要があるので、治療の期間が長くなります。

C4はほとんど歯冠(歯が外に顔を出している部分)が残っていないため、抜歯する必要があることも多いです。さらに歯の根っこに膿が溜まっていることもあり、根幹治療を行う必要があります。そのあとに歯のかぶせを製作するため、治療期間は長くかかります。また、虫歯から菌が侵入して顎の骨や全身に感染が広がり、重症化することもあります。

ページトップ