審美歯科
歯医者さんに行くのは虫歯や歯周病の治療のため、というのは今や昔、「歯の美しさ」のために歯医者に通う時代になりました。審美歯科では、単に歯を白くするだけではなく、きれいな歯並びやバランスのよい歯肉など、総合的に口腔内の環境作りを行います。
審美歯科とは?
歯科医療の目標は、口腔内の疾患を予防、治療と健康促進です。歯は「食べる」という生命の維持に関わる大事な器官であり、歯の環境を保つことは生命維持に繋がります。
一方で、歯は「話す」という他人とのコミュニケーションにも大切な役割を果たします。他人との関わりの中で、歯も外見の一部として、きれいな歯並びになりたい、きれいな白い歯で自信をもって笑いたいと思うのは自然な事です。そういった歯の美容に焦点を当てたのが「審美治療」です。
どんな治療を行うの?
審美治療の3本柱は、「白い歯」、「きれいな歯並び」、「ビンク色の健康的な歯ぐき」を目指すことです。
代表的な内容としては、ホワイトニング、オールセラミック、ラミネートベニア、セラミックインレー、ジルコニア、ガムピーリングなどの治療法があります。
ホワイトニング
歯に薬液を塗布して、歯を白くする治療です。自宅できるタイプと歯科で行うタイプがあります。
オールセラミック
すべてセラミックからなる詰め物や被せ物のことです。光を透過して、自分の歯のような自然な仕上がりになります。特に前歯の形や歯並びを整えたい人、見た目がきになる人、金属アレルギーがある人にとって良い適応になります。
ラミネートベニア
歯の表面を薄く削り、オールセラミッックなどを付け爪のように歯に貼り付けて見た目を白く美しく、すき間や欠けた部分をカバーする治療です。
セラミックインクレー
奥歯の虫歯治療を行ったあと、削った場所にセラミック製の白い詰め物を入れる治療です。銀歯だと目立ってしまいますが、セラッミックインクレーは自然な白色なので、口を開けても目立ちません。
ジルコニア
セラミックは奥歯の詰め物・被せ物によく使用されますが、欠けることがあるため、ダイアモンドよりも硬くて強度が高いと言われるジルコニアを使用することがあります。変色や劣化を起こさず、金属よりも軽いという利点がありますが、高額なのが難点です。
ガムピーリング
歯ぐきの表面を薬剤やレーザーで剥離(ピーリング)し、ビンク色の血色の良い歯ぐきにする治療です。