小児歯科
当院のお子様のための心がけ
キッズスペース
待合室の一角にお子様専用のスペースを設けております。おもちゃや絵本、テレビなどを用意しました。
キッズ専用診療室
お子様専用の診療室があります。天井にテレビを設置し、天井のテレビを見ながら治療を受けることができます。
保育士在籍
お父様、お母様が安心して治療を受けられるよう、保育士、幼稚園、ベビーシッターの資格を持った常勤スタッフがいます。予約もできますのでどうぞお気軽にお申し付けください(シフトの関係上、不在の時間帯もございます)。
はじめに
永久歯に生え変わる前の乳歯はやわらかいため、一度虫歯になってしまうと、急速に進行してしまいます。しかし、子供の歯や口は小さく、器具が入りくいことや、長時間の治療が困難で、完全な治療ができないこともあります。
きれいな乳歯はきれいな永久歯への第一歩
乳歯は永久歯よりもやわらかいため、虫歯になりやすいものの、虫歯の治療は基本的に永久歯に対する治療と同じです。
虫歯の進行はC0~C4で表されます。C0は保存治療、C1~C2までは麻酔なしで虫歯を削る治療となりますが、C3以降では虫歯が歯の神経まで達しているため治療には麻酔が必要となり、進行しているほど虫歯を削る処置にも時間がかかります。また、進行した虫歯では、抜歯することもあります。
時間がかかる治療は子供にとっては嫌なものです。子供が嫌がると無理に治療を継続するのは困難であり、最悪のケースでは、口の中を見せてくれなくなる、あるいは治療が完全に終わらないまま歯医者に来るのを嫌がって受診さえ難しくなることもあります。
「乳歯はどうせ生え変わるので虫歯でも大丈夫」、と思うのは大きな間違いです。歯は子供の正常な成長発育に欠かせないものであり、きれいな乳歯は未来のきれいな永久歯や正し歯並び・噛み合わせの土台となります。
定期健診で早期発見・早期治療!
進行した虫歯になる前に、早期発見・早期治療が大切です。そのために、家庭での歯磨きの習慣とともに、小児歯科での定期健診が勧められています。定期健診をしている子供では、有意に虫歯になる数が減るという報告がでています。
定期健診では虫歯の予防効果があるフッ素塗布やシーラント処置を行われることがあります。歯の状態によって、フッ素塗布のみ、あるいは両方施行されることもあります。
フッ素塗布は、歯の表面に綿棒で塗る、あるいはトレーを噛むことでフッ素を歯の表面に染み込ませます。
シーラントは歯の溝に合成樹脂を流し込むことを言います。そうすることで、虫歯になりやすい場所を物理的に埋めてしまいます。虫歯になってしまった歯には適応になりません。また、徐々にシーラントがすり減るために溝が露出することがあり、その部分が虫歯になりやすいので、定期的な管理が必要となります。
早くから歯を大きく削る、あるいは抜歯するような治療をせずにすむように、しっかり虫歯予防と健診で虫歯を早めに治療してもらいましょう。